リハビリテーション

リハビリテーション

理念

患者様の立場に立ち、ADL(日常生活動作)およびQOL(生活の質)の向上を図り、誠心誠意、治療を実施致します。

特色

機能改善・基本動作能力の獲得、家庭・社会復帰へ向けての各種専用スペースを完備しています。(専用施設面積:465.6㎡)。リハビリテーション室からは、四方の景色を見渡せ、北に固定公園鳴滝山を望むこともできます。
広く明るい環境で、患者様の笑顔がこぼれるような楽しいリハビリを心がけています。

当科では、理学療法士8名、作業療法士6名、言語聴覚士1名、リハビリ助手1名の計16人のスタッフで急性期(発熱・受傷直後)からの生活期(生活を維持する為の時期)まで、多岐にわたる疾患を対象にリハビリテーションを行っています。

患者様・ご家族様の声を耳に傾け、満足していただけるよう、スタッフ一丸となって取り組んでおります。

  • リハビリテーション室
  • リハビリテーション室

施設基準

  • 脳血管リハビリテーション(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)

主な対象疾患

対象疾患例 内容
脳血管疾患
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、外傷性脳損傷、脊髄損傷など
病気に伴って起こる麻酔などの運動障害、しびれや痛みなどの感覚障害、高次脳機能障害など様々な症状に対して回復を援助し、生活能力を向上させるリハビリテーションを行います。
運動器疾患
骨折、骨関節疾患術後、脊髄疾患術後など
関節の可動域改善や筋力増強練習、歩行練習や日常生活動作の練習を行います。
呼吸器疾患
肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)など
筋力の向上や呼吸法の伝達、日常生活動作指導等を行います。

各部門紹介

理学療法部門

寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなど、日常生活で必要な基本動作ができるように身体の基本的な機能回復をサポートします。
歩行練習などの運動療法や、電気・温熱などを使った物理療法を用いて身体の機能や動作の回復をうながし、自立した日常生活が送れるようにバックアップします。

理学療法部門

作業療法部門

患者様やご家族のお話(希望や必要な事など)を聞き、一緒に目標を定め、退院後の生活を見据えた日常生活活動(食事・更衣・整容・トイレ・入浴)の練習を行います。
また、仕事や家事動作など患者様にとって必要な動作が安全に行えるよう、方法を検討したり、道具の紹介をします。

また仕事や家事動作など患者様に馴染みのある手芸や貼り絵といった作業活動を通じて運動機能の回復を促します。作業そのものの楽しみや充実感、作品完成の達成感が意欲向上にもつながります。

作業療法部門

言語聴覚療法部門

脳の血管の病気になると、言語を理解することや自分の気持ちを正確に伝えることが難しくなります。
そのような症状に対して、他者とうまくコミュニケーションがとれるよう練習・支援していきます。
また、食事中にむせる、うまく飲み込めないなどの症状に対しても、安全に食べられることを目標に検査・練習をしていきます。

さらに飲み込みに問題がある方に対して、嚥下造影検査を実施しています。これはX線透視下で造影剤を混ぜた食べ物を飲み込んでもらい、問題と対策を検討する検査です。

言語聴覚療法部門

取り組み

後輩の育成

新人教育、実習生指導を行い、知識や技術だけでなく人間性にも優れた人材を育てています。

個人の研鑽

県内外で行われる勉強会・研修会に積極的に参加し、個人の技能向上を目指しています。

後輩の育成